偽島日記。 自分の行動を客観視し、反省猛省切腹するための晒しペ~ジなのである。 最近は不定期更新
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
--------------------------------------------------------------------------------
■描いてもらった!
初めてレムさんと会ったのは、以前に行われた偽島運動会イベントの最中だった。
参加したそれぞれの冒険者たちは・・・
炎の様に情熱的な赤き衣と、
雲の様に優雅な白き衣を身に纏い、
己が組する軍の為にと、持てる力を振り絞り競い合っていた。
俺は・・・既に自分の競技が終わっていたので、木陰に入って涼んでいた。
そんな時だった
唐突にあの人は俺の目の前に現れた。
「こんにちは!運動会のカリモノで、貴方の衣装を強奪しろっていう指令が出たの。」
いや、もう、唐突としか言いようがない
その人は夏の日を浴びながら、満面の笑みで俺のいる木陰に入ってきた。
「動きやすくていい服ね… あなたの犠牲、無駄にはしないわ!白組同士がんばりましょうね!」
「へェ~・・・・・・・・・えっ!?」
そう言うと、その人は無造作に俺の肩に手をかけ、あれよあれよばかりに服を引っぺがしていった。
突然すぎた為か
何の抵抗も出来ず、ただ一方的に事はなされた。
・・・ほっっっっとんど通り魔的に・・・ッ!
「いよっし!これで服は調達完了!でもココじゃ着替えられないわね・・・移動するわよ!」
「あーはいはい・・・・・・。」
俺の服を強奪したその人は、やたらと急いで走りだした
それに連れられ走っていく獣人の人、どうやら相方みたいな様子だ。
その間、俺はパンツ一丁の白鉢巻という何とも変態チックな恰好
しかもビックリしすぎて目を見開いて、口は開きっぱなし。
走って去っていくその人は、何かに気付いたのか、ハッと俺の方を向く
訳が分からずに呆然と木にもたれ掛かった俺と目が合う。
「私の名前はレムノン!またどっかであったらヨロシクね!」
レムノン・・・?
ああ、確か『もっと絵が上手くなりたい』コミュの名簿でそんな名前を見た気が・・・・・・。
そうかそうか・・・レムノンさんか・・・。
レムノンさんは走りながら俺に軽く手を振って、そのまま何処かに消えてしまった。
相方の獣人さんも「あー・・・」と言わんばかりの同情の眼差しを送りながらも走っていった。
「そうか・・・レムノンさんねェ――」
これが俺とレムノンさんのファーストコンタクト
とりあえず、ハロウィンでこの仕返ししよう。そうしよう。
(ドロミオ著、
「恨み晴らさでおくべきかノート」より抜粋)
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
COMMENT